1996 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
07660339
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Mie University |
Principal Investigator |
佐藤 邦夫 三重大学, 生物資源学部, 助教授 (20126973)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
法貴 誠 三重大学, 生物資源学部, 教授 (00024589)
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Keywords | 安全性 / トラクタ / 音声認識 / 制御 |
Research Abstract |
本研究では、農用トラクタの安全性を向上させるために、音声認識システムを構築する。平成8年度は以下のような研究を行った。 (1)音声含有部分から音声を分離認識するため、ニューラルネットワークを基本とした音声認識処理装置のソフトウェアを開発し、確認実験を行った。これは母音のピッチを騒音に影響されない情報として取り出し、その種類を認識することを基本とする。 (2)現在、トラクタ電装系をコンピュータで制御する車載制御システムを構成してトラクタ騒音下における音声の分離認識および制御実験を行い、データを蓄積している。 (3)音声認識を実用的なマン・マシン・インターフェースとするために、通常の会話と異常音声を区別する方法について考察した。その結果、異常音声は比較的長い時間継続する母音性のピッチを特徴とするという仮定を採用することとした。 (4)上記に基づき、音声ピッチの継続時間を異常音声の確認パラメータとして使用するために、2音韻音声のピッチの連続性について研究を行った。その結果、想定される通常の会話では、音韻の変化に伴ってピッチが断続することが確認された。 (5)さらにトラクタおよびその他の生物生産環境における騒音と人音声の相違を把握し、有効な音声情報を分別する方法について引き続きデータ収集および考察を行った。 (6)その結果、動物の発生する音の中には人間の母音に類似するものがあり、それらを人音声と区別する必要性が生じたため、現在対策を検討している。
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Research Products
(2 results)