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1996 Fiscal Year Annual Research Report

ドーパミンβ-水酸化酵素遺伝子の発現と調節に関する分子機構

Research Project

Project/Area Number 07670156
Research InstitutionFujita Health University

Principal Investigator

石黒 啓司  藤田保健衛生大学, 総合医科学研究所, 講師 (20211039)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 永津 俊治  藤田保健衛生大学, 総合医科学研究所, 教授 (40064802)
Keywordsドーパミンβ水酸化酵素 / 遺伝子発現 / 転写調節 / プロテインキナーゼC / プロテインキナーゼA / YY-1
Research Abstract

ヒトドーパミンβ-水酸化酵素(DBH)遺伝子の発現は主にプロテインキナーゼA(PKA)経路により制御されていることがわかっている。一方でプロテインキナーゼC(PKC)もDBHの発現を制御していることは知られていたがその機構は不明である。本研究はPKAの反応エレメントであるサイクリックAMPレスポンスエレメント(CRE)周辺のエレメントの機能解析とPKCのアナログであるTPAのレスポンスエレメント(TRE)の同定を行った。CREの上流にはこの塩基配列と重なってYY-1の結合配列であるCCATが存在する。この結合配列が欠失するとTPAに対する反応性が約50%に低下する。また、ヒトDBHプロモーターの5,端欠損変異DNAを使った実験結果から-210bpから-199bpの間のDNA塩基配列がTPAの反応に必須であることが判明した。この領域には核蛋白質が結合することも明かになった。しかし、現在知られているTREとは全く異なる塩基配列であることから、ヒトDBH遺伝子に特異的なエレメントであることが考えられた。さらに、ヒトDBHプロモーターとは異なるプロモーター(tk)の上流にオリゴヌクレオチドを複数個結合したDNAを用いた実験結果からも同様な結果を得た。これらの結果を総合的に判断してわれわれは以下の結論を得た。(1)TPAはヒトDBH遺伝子のプロモーターの-210bpから-199bpの領域に結合する蛋白質で転写活性を制御している。(2)このTPAの反応を十分に行うためには転写調節因子YY-1の存在が必須である。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 野村隆英: "ニューロトランスミッター・トゥディ" 神経精神薬理, 283 (1997)

URL: 

Published: 1999-03-08   Modified: 2016-04-21  

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