1995 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
07670250
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
泉 啓介 徳島大学, 医学部, 教授 (30116777)
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Keywords | LECラット / 自然発生腎癌 / 前がん病変 |
Research Abstract |
1.57-120週齢の雌雄LECラット157匹の自然発生腎腫瘍(腎腺腫,腎細胞癌)を病理組織学的に検索した結果,その発生頻度は57-65週齢では6%,66-75週齢では18%,76-105週齢では27%,106-120週齢では56%であった。 2.LECラットおよびF344ラットの腎組織中の銅,鉄の含有量を黄疸発生前,黄疸期,“慢性肝炎"期,肝癌発生期に分けて原子吸光法で測定した。LECラットの腎銅含有量は黄疸期に170±30μg/g湿重量と上昇し,以後急速に低下したが,106週齢までF344ラットよりは高値であった。一方,LECラットの鉄銅含有量は黄疸期に140±41μg/g湿重量と上昇し,以後次第に低下したが,60週齢以降はF344ラットの方が高値であった。したがってLECラットの腎発がんには銅の影響が大きいと考えられた(投稿中)。 3.BrdU投与,TUNEL法を用いて,細胞増殖,アポトーシスを指標に腎の前がん性病変を検索中であるが,dysplastic tubulesとされるものが前がん性病変であるという結論には至っていない。 4.LOHなどの遺伝子解析のために,LECラットの自然発生およびEHEN誘発腎腫瘍,(F344xLEC) F1ラットのEHEN誘発腎腫瘍を準備中である。
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