1995 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
07670259
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
広瀬 幸子 順天堂大学, 医学部, 助教授 (00127127)
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Keywords | TNF遺伝子多型 / マイクロサテライト法 / New Zealandマウス / 自己免疫疾患 / コンジェニックマウス |
Research Abstract |
TNF遺伝子にはRFLP法あるいはマイクロサテライト法で認められる遺伝子多型が存在している。この多型がTNF産生に影響を与えるか否かを解析するためには、遺伝的背景を同一にし、TNF遺伝子型のみが異なるマウス系の確立が必要である。この目的のために、TNF遺伝子ハプロタイプがz型であるNZWマウス系にd型およびb型のTNF遺伝子を導入したNZW.PL(d型)、NZW.D(d型)、NZW.B(b型)コンジェニックマウス系を樹立した。これらのマウス系のTNF遺伝子多型をマイクロサテライト法で確認したところ、z型、d型、b型には各々多型が認められ、コンジェニックNZWマウス系の樹立が確認された。 樹立した各マウス系の腹腔から得られたマクロファージの培養上清中のTNF産生量をTNF感受性の細胞株を用いたバイオアッセイで測定したところ、z型のマウスで最も低く、b型およびd型では有意に高いことが明らかとなった。血中のTNF量の測定は、バックグラウンドが高くバイオアッセイでは測定不可能であった。そこで、ELISA法による測定を試みたところ、感度が低いためやはり測定不可能であった。現在、種々の抗TNF抗体を用いて、血中TNF量測定に充分な感度の測定法を開発中である。 TNF遺伝子多型に伴うTNF産生能の違いが、自己免疫疾患発症に影響を与えるか否かを解析するため、今回樹立したNZWコンジェニックスマウス系とNZBマウスを交配した(NZBxNZW)F1コンジェニックマウスを生産し、各マウス系での腹腔マクロファージのTNF産性能、血中TNF量と自己免疫病態との関係を解析すべく、現在、研究を進行中である。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] Nishimura,H. et al.: "Functional CD4^+T cell subsets defined by the expression of CD45 RC and NTA260 antigens and age-associated polarization in murine lupus." Int. Immunol.7. 1115-1123 (1995)
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[Publications] Urao,M. et al.: "Mechanisms of prophylactic and therapeutic effects of food restriction on autoimmune disease in (NZBxNZW) F1 mice." J. Nutr.125. 2316-2324 (1995)
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[Publications] Nakajima,A. et al.: "Preferential dependence of autoantibody production in murine lupus on CD86 co-stimulatory molecules." Eur. J. Immunol.25. 3060-3069 (1995)
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[Publications] Tokushige, K. et al: "Abnormal T cell activation and skewed T cell receptor V beta repertoire usage in Japanese patients with idiopathic portal hypertesion" Clin. Immunol. Immunopathol.75. 206-213 (1995)
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[Publications] Nishimura,H. et al.: "Effects of transgenic mixed-haplotype major histocompatibility complex classllmolecules AαdAβz on autoimmune disease in New Zealand mice." Int. Immunol.(in press). (1996)
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[Publications] 広瀬幸子: "病的自己抗体産生の遺伝的統御" 免疫疾患研究の最終到達点. (印刷中). (1996)