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1995 Fiscal Year Annual Research Report

シソ科植物、とくにハ-ブ類の抗HIV活性成分の検索とその作用機序に関する研究

Research Project

Project/Area Number 07670480
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Research InstitutionOsaka Prefectural Institute of Public Health

Principal Investigator

山崎 勝弘  大阪府立公衆衛生研究所, 薬事指導部, 主任研究員 (20250334)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 大竹 徹  大阪府立公衆衛生研究所, 公衆衛生部・病理課, 主任研究員 (70250298)
KeywordsHIV / AIDS / アオジソ / レモンバーム / バジルシナモン / カゴソウ
Research Abstract

現在までに、数十種類のシソ科植物(とくにハ-ブ類)の抗HIV作用を検討した。その操作法は、試料を乾燥し粉砕後、アセトン、エタノール、70%エタノール、水の順で抽出し(水では加熱抽出)、各抽出物を減圧乾燥もしくは凍結乾燥し、MT-4細胞におけるHIVの増殖抑制効果を検討した。その結果、およそ7割ものシソ科植物に抗HIV活性が認められた。さらに、その活性は水抽出物に強く認められることから、活性成分は比較的極性の高いものであるものと推察された。これらのうち、抗HIV作用を顕著に示した植物はカゴソウ(夏枯草)、アオジソ、バジルシナモン、レモンバーム等であり、いずれも16μg/ml以下の濃度で強い活性が認められた。
これらの活性成分の検索法として、シソ科植物の水抽出物を逆相系のオープンカラムで水-メタノールの溶媒系で分画し、次いでゲルろ過する手法で精製中である。
さらに、比較的強い活性の認められたシソ科植物の抽出物について、その作用機序を検討した。各抽出物は、HIVによる巨細胞形成を強く抑制した。このことから、主な作用機序としては、HIVが免疫細胞に結合するのを阻害するものと考えられた。また、HIVの逆転写酵素活性をわずかながら抑制した。さらに、HIVの実験株だけでなく、HIV患者から分離した新鮮分離株の増殖も抑制した。
このように、in vitroではあるが、多くのハ-ブ類に強い抗HIV作用を有することが認められたことから、さらに、臨床への可能性を検討する必要がなるものと思われる。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 山崎 勝弘: "ハ-ブ類の抗HIV作用" AROMATOPIA. 04. 64-67 (1995)

URL: 

Published: 1997-02-26   Modified: 2016-04-21  

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