1997 Fiscal Year Annual Research Report
ヒト遺伝子特異的糖質コルチコイド反応性調節因子の同定とその応用
Project/Area Number |
07670549
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Research Institution | Fujita Health University |
Principal Investigator |
大島 久二 藤田保健衛生大学, 医学部, 講師 (90138008)
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Keywords | 糖質コルチコイド / ステロイド / 遺伝子 / 転写因子 / 受容体 |
Research Abstract |
本年度、ヒト遺伝子特異的糖質コルチコイド反応性調節因子(GMEB)がin vitroで結合するDNAシークエンスをスクリーニングした結果GCGA/CNNG/TCGCがコンセンサス塩基配列として同定された.本配列はGCGA/CのParindromic配列あるいはdirect repeatと考えられる。この配列は糖質コルチコイド反応性遺伝子をはじめとするいくつかの遺伝子の上流部位にも見いだされることが判明した。また、既存の薬剤の内柴朴湯をはじめとするいくつかの薬剤で、GMEBが活性が増強されることが明らかとなった。このGMEB活性調節作用は、臓器特異的及び臓器非特異的に観察され、GMEBの活性を遺伝子のみ成らず臓器特異的に調節しうることが示された。以上の成績より、当初目的としていたGMEBの臨床応用、すなわち副作用を低減させうる遺伝子選択的ステロイド療法にたいしての基礎的基盤を確立し得たと考えられる。
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Research Products
(1 results)
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[Publications] Simons,SS,CollioN,CD,Oshima H: "Modulation of TAT gene induction by glucocorticoids in velves a neutralizing sequence." J.Steroid Biochem.Mol.Biol.(in press).