1995 Fiscal Year Annual Research Report
肝細胞癌の進展に伴うαFP遺伝子発現調節機構の変化(多数臨床例の解析を通して)
Project/Area Number |
07670566
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
椎名 秀一朗 東京大学, 医学部(病), 助手 (70251238)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小俣 政男 東京大学, 医学部(病), 教授 (90125914)
金井 文彦 東京大学, 医学部(病), 特別研究員
加藤 直也 東京大学, 医学部(病), 医員
松村 雅幸 東京大学, 医学部(病), 医員
丹羽 泰郎 東京大学, 医学部(病), 医員
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Keywords | 肝細胞癌 / αFP / 癌化 / αFP遺伝子 / 生検材料 / 遺伝子発現調節機構 |
Research Abstract |
現在までに約45例の小型肝細胞癌に対し超音波ガイド下細径針生検を行い検体を採取し、液体窒素にて凍結し保存した。また、採取された検体の一部はRNA抽出の目的にてIsogen(AGPC法に準拠したRNA抽出用試薬)を加えて保存した。さらに、同時に非病変部からも検体を採取し、コントロールとした。 現在、保存検体をprotenase Kにより処理し、phenol-chroloform法によりDNAを抽出し、得られたDNAを材料としてAFP遺伝子のpromoter、enhancer内に設置したprimerを用いたPCRにてそれぞれ増幅した後、シークエンサーにより各々の塩基配列を明らかにすべく実験中である。同一患者の病変部、非病変部から得られた塩基配列を比較することにより、癌化に伴う塩基の変化の有無が検討できると思われる。 また、保存検体からDounceホモジェナイザーを用いホモジネートを作成し、そのホモジネートを遠心し核分画を沈澱させ、その沈澱を再び緩衝液中にてホモジナイズし、緩衝液中にて透析後、不溶物を取り除くことにより核抽出液を採取している。今後、SDS-PAGEを行い、HNF-1,AFP-1等の転写因子に対する抗体を用いたウエスタンブロットにより、転写因子の有無、量的差異を検討する予定である。
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