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1996 Fiscal Year Annual Research Report

自己免疫性肝炎の病態成立におけるストレス蛋白の免疫学的病態生理学的意義の解明

Research Project

Project/Area Number 07670570
Research InstitutionUniversity of Tokyo

Principal Investigator

野坂 和男  東京大学, 医学部・附属病院, 助手 (70150274)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 潘 活寛  東京大学, 医学部・附属病院, 医員
丸山 稔之  東京大学, 医学部・附属病院, 助手 (30219571)
山田 春木  東京大学, 医学部・附属病院, 助手 (70174729)
Keywords自己免疫性肝炎 / ストレス蛋白
Research Abstract

研究代表者らは、自己免疫性肝炎の病態成立(pathogenesis)におけるストレス蛋白の意義を明らかにする目的で、抗ストレス蛋白自己抗体を検討した。即ち、自己免疫性肝炎の患者血清中には抗ストレス蛋白自己抗体が出現し、これが肝炎の発症、憎悪、慢性化に関与するのではないかとの作業仮説のもとに、ELISA法による本抗体の検出を検討した。昨年度に開発したELISA法はストレス蛋白のうちのHSP70に対する自己抗体を検出する系である。この系は市販の抗HSP70モノクローナル抗体を200倍から800倍希釈(0.125-0.5μg/ml)で再現性よく検出した。そこで、25例の自己免疫性肝炎患者の血清と5例の健常対照者の血清をこの系を用いて検討し、25例中5例を陽性と判定した。この測定系は患者血清を用いた場合、モノクローナル抗体の場合に比べてバックグラウンド値が増加する傾向にあり、そのために予想より低い陽性率に留まったと考え、ELISA系の反応条件を繰り返し検討中である。また、臨床においては自己免疫性肝炎の新たな症例を経験し、各種のデータならびに血清を集積した。

URL: 

Published: 1999-03-08   Modified: 2016-04-21  

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