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1995 Fiscal Year Annual Research Report

伊東細胞に発現する未知の蛋白の同定と伊東細胞活性化機構における役割に関する研究

Research Project

Project/Area Number 07670571
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

新井 雅裕  東京大学, 医学部(病), 助手 (60271566)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 山岡 美穂  東京大学, 医学部(病), 助手 (50261962)
池田 均  東京大学, 医学部(病), 助手 (80202422)
尾形 逸郎  東京大学, 医学部(病), 助手 (80169169)
Keywords伊東細胞 / 筋線維芽細胞 / クローニング / 分子生物学 / 活性化 / 形質転換
Research Abstract

伊東細胞は、肝線維化に際して活性化し、筋線維芽細胞様に形質を転換してコラゲンなどの細胞外マトリッスを多量に産生する。申請者らは、伊東細胞のcDNAライブラリーより二種類の未知の蛋白(C72,C81)に対応する部分cDNAをクローニングした。本研究は、これら未知の蛋白の本態と機能を解明することによって伊東細胞の活性化機構および肝線維化における役割を明らかにすることを目的とする。本年度は、これらの未知の蛋白の全読み取り枠の決定と、これらの蛋白に対する抗体の作製を目標にした。
(研究実績)
1.C72に関して、cDNAの再スクリーニングを行ない、1530bpの塩基配列を明らかした。この中に、1404bpの読み取り枠(468アミノ酸残基に対応)が存在した。予測されるアミノ酸配列から、C72蛋白はN側に2個のCUBドメイン、C束に1個のRNA結合ドメインを有するRNA結合蛋白と予測された。CUBドメインは、蛋白-蛋白相互作用に関連すると考えられている。予測されるアミノ酸配列のC端のペプチドを合成し、C72蛋白の特異抗体を作製した。本抗体は、伊東細胞の55kDaの蛋白を認識した。ウエスタンブロットによる検討では、単離直後の伊東細胞ではC72蛋白は発現しておらず、培養と共にその形質が変化するとC72蛋白の発現が増強することが明らかになった。アンチセンスを用いた検討からは、本蛋白は、蛋白合成を促進的に制御することが示唆されている。
2.C81に関しては、cDNAの再スクリーニング及び5'RACE法により、1689塩基の読み取り枠(563アミノ酸残基に対応)を含む2005塩基を決定した。本蛋白は、既知の蛋白と有意なホモロジーが無く、その機能は未だ明らかでない。本蛋白に関しても、合成ペプチドにより特異抗体の作製を試みたが、未だに成功していない。現在は、リコンビナント蛋白による抗体作製も行なっている。

Research Products

(1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] A.Masui: "Inhibition of protein synthesis in liver stellate cells(LSC)by an antisense oligonucleotide derived from an RNA-binding protein of activated LSC" Hepatology. 22. 281A (1995)

URL: 

Published: 1997-02-25   Modified: 2016-04-21  

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