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1996 Fiscal Year Annual Research Report

C型慢性肝炎に対するアンチセンスHCV・DNAによる遺伝子治療

Research Project

Project/Area Number 07670601
Research InstitutionKumamoto University

Principal Investigator

藤山 重俊  熊本大学, 医学部, 助教授 (20109656)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 近沢 秀人  熊本大学, 医学部附属病院, 医員
杉 和洋  熊本大学, 医学部, 助手 (00274704)
KeywordsC型慢性肝炎 / C型肝炎ウイルス / 遺伝子治療 / アンチセンス
Research Abstract

1)HCV由来リコンビナントRNAポリメラーゼを用いたin vitro RNA合成系の樹立
C型肝炎(HCV)ウイルス遺伝子マップ上のNS5領域に相当する遺伝子領域を抽出、クローニングし、大腸菌および酵母を用いてリコンビナント蛋白として発現を試みたが、RNAポリメラーゼ活性は認められなかった。そこで、この実験系を修正したうえで、同時にT7プライマーとT7RNAポリメラーゼを用いたin vitro HCV RNA合成系樹立を試みたが、結局HCV RNAの発現をみなかった。
2)HCVアンチセンス遺伝子による蛋白合成の抑制活性の検討
HCV遺伝子の5'非翻訳領域、コアおよびエンベロープの一部を挿入したプラスミドを用いて、in vitroトランスレーション法でHCV蛋白(コアーエンベロープに相当)の発現をみた。この系にHCV・アンチセンスオリゴヌクレオチド(HCV遺伝子の5'非翻訳領域-開始コドン近傍をターゲッットとした)を加えて、蛋白合成の抑制効果を検討した。その結果、濃度依存的に高い蛋白合成抑制効果が確認されたが、コントロールでもある程度の蛋白合成抑制効果がみられたことから、アンチセンスオリゴヌクレオチドが非特異的に作用していることが示唆された。この原因、対策について現在検討中であり、in vitroトランスレーション法、アンチセンスオリゴヌクレオチドの修飾法などに修正を加える必要があるかと考えている。

URL: 

Published: 1999-03-08   Modified: 2016-04-21  

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