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1997 Fiscal Year Annual Research Report

試作による小口径表面コイルを用いた皮膚,皮下組織の小病変のMRI診断

Research Project

Project/Area Number 07671014
Research InstitutionSaga Medical School

Principal Investigator

工藤 祥  佐賀医科大学, 医学部, 教授 (50161641)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 松尾 義朋  佐賀医科大学, 医学部, 助手 (30209506)
KeywordsMRI / 表面コイル / 画像診断 / 皮膚 / 軟部
Research Abstract

研究経過
試作した小口径表面コイル(口径約5cm)を用い,1.5テスラのMRI装置Signa・AdvantageおよびSigna・Horizonに装着して使用した。FOV(field of view)は8cm,スライス厚は3mm、画像計算マトリックスは256x256を基本とし、正常ボランティアの手足部の皮膚・皮下組織を撮像したところ,表皮と真皮の区別は容易であり,皮下組織内の脂肪とその内部を貫く結合組織の網目構造も明瞭に抽出できた。表皮はT1強調画像にて比較的高信号,真皮は比較的低信号の、ともに厚さ1mm前後の層として描出された.しかし、表皮内の層構造は抽出できず,踵部で角質層を他の表皮層より分離することも困難であった。臨床例については皮膚・皮下組織の腫瘍性疾患、炎症性疾患等に正規のコイルのうち最小のもの(口径約8cm)を用いて撮像を行い,実験例との画像の対比を行った。小口径表面コイルを用いた場合、皮膚のコイルに密着する部分の信号が高くなりすぎ、距離が離れると信号が急に落ちるという欠点に遭遇した。これを克服するためにはコイルの口径とFOVに応じて皮膚の間に適当な距離を設定する必要があると考えられた。
今後の展望
MRI設置Signa・Horizonを用いて更に小さな口径のコイルおよびFOVによる皮膚、皮下組織の撮像したい。特に、指の爪下部、指関節部、手関節部、顔面部、頭皮等の表在構造について詳しく正常構造のMRI画像所見を確立し、病変の診断法の基礎としたい。加えて,同意の得られた患者については試作コイルによる腫瘍病変あるいは炎症性病変の抽出能を検討したい。

URL: 

Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

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