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1995 Fiscal Year Annual Research Report

脳内セロトニンレセプターの機能におけるサーカディアンリズム

Research Project

Project/Area Number 07671077
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Research Institution大分医科大学

Principal Investigator

永山 治男  大分医科大学, 医学部, 助教授 (70100899)

Keywordsサーカディアンリズム / セロトニンレセプター / 感受性リズム / セロトニンアゴニスト / 8-OH-DPAT / DOI
Research Abstract

本研究は,脳内セロトニンレセプターの各種亜型の機能におけるサーカディアンリズムの有無を検討するために行われた.明暗,室温,湿度等を厳密にコントロールした条件下で飼育したラットに,8-OH-DPAT(選択的セロトニン1Aレセプターアゴニスト)を各種時刻に皮下投与し,セロトニン症候群の出現状況の観察を行った.その結果,投与時刻に依存し暗中期を山とする薬物反応性のサーカディアンリズムが見いだされた.同様の結果が脳室内投与においても見いだされたことから,本反応性リズムは末梢性の薬物吸収,排泄,代謝,分布等に依存するものではなく,中枢性の現象,すなわち脳内セロトニン1Aレセプターの機能におけるリズムの存在を示すものと考えられた.
つぎにDOI(選択的セロトニン2Aレセプターアゴニスト)を用いて別の行動(ウエットドッグシェイク)を指標に同様の実験を行ったところ,明中期を山とするサーカディアンリズムが見いだされた.以上から,脳内セロトニン1Aおよび2Aレセプターの機能には,互いに鏡像的パターンを示すサーカディアンリズムが存在することが明らかになった.
さらに,1週間の恒暗条件下においても同様のセロトニン1Aレセプターリズムの存在が確認されたことから,これらのリズムが内因性のサーカディアンリズムであることが明らかになった.
以上の結果を総合すると,少なくともセロトニン1A,2Aレセプタの機能には内因性のサーカディアンリズムが存在し,時間生物学的にも逆のパターンで機能しているものと考えられる.

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] Lu J-Q: "Circadian rhythm in the response of central 5HTIA receptors to 8-OH-DPAT in rats." Psychopharmacology. (印刷中).

URL: 

Published: 1997-02-26   Modified: 2016-04-21  

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