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1996 Fiscal Year Annual Research Report

Accomodationを応用した自然抗体不活化の試み

Research Project

Project/Area Number 07671284
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

里見 進  東北大学, 医学部, 教授 (00154120)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 土井 秀之  東北大学, 医学部・附属病院, 助手 (90188839)
加藤 博孝  東北大学, 医学部・附属病院, 助手 (00240656)
佐竹 正博  東北大学, 医学部・附属病院, 講師 (70147370)
Keywords抗gal-α-1-3gal / internalization
Research Abstract

平成8年度は豚サイログロブミンを用いたカラムを作成し、そのカラムを用いたヒト血清の吸着で自然抗体である抗gal-α-1-3gal抗体を精製した。この抗体を豚血管内皮細胞に吸着させ、24時間培養後に細胞表面の抗体の存在と補体による殺細胞硬化を検討した。FAXアナライザーによる検討では抗体付着細胞のFAX強度は薬30%減少するが、補体との反応性は残り細胞は破壊または死滅した。48時間の培養にても結果は同様でin vitroでの抗原のinternalizationには限界があることがわかった。培養環境をIn vivoに近い条件にして検討する必要がある。in vivoでの検討は方法論が確立せずにまだ行っていない。
また同じ抗体を用いて豚のラ氏島細胞を染色すると血管内皮細胞は染色されるが、ラ氏島細胞そのものは染色されず、ラ氏島細胞には従来言われたようなgal-α-1-3gal抗原は存在しない可能性が示唆された。
更に、同カラムを用いて抗体を産生しているB細胞を吸着分離し、マウスミエローマ細胞との細胞融合を試み、構造Gal-α-1-3galモノクローナル抗体の作成を行った。今後はこの抗体に対するidiotipicな抗体の作成を行う予定である。
一方、自然抗体の主たる抗原であるgal-α-1-3galを合成する試みを本学農学部と共同で行い成功した。抗原合成までの過程が複雑で、かつ高価であるために大量合成は困難であるが、合成された抗原を用いた吸着では抗体力価の消失を認めた。現在合成過程の簡素化を検討中である。

URL: 

Published: 1999-03-08   Modified: 2016-04-21  

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