1995 Fiscal Year Annual Research Report
DNAトポイソメラーゼ活性誘導による化学療法の開発
Project/Area Number |
07671325
|
Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
|
Research Institution | Saitama Medical University |
Principal Investigator |
安西 春幸 埼玉医科大学, 医学部, 講師 (30193098)
|
Keywords | トポイソメラーゼ / Topotecan.(トポテカン) / Etoposide(エトポシド) |
Research Abstract |
in vitroの系で、Topo IまたはTopo II阻害剤によるTopo活性誘導の有無を検討した。投与量はLD10,50とし、2,4,8,12,24時間目のTopo活性を経時的に検討したが明らかなTopo活性の誘導は認められなかった。現在投与条件、および培養細胞株を変えて検討を進めている。Topo I (Topotecan)およびTopo II (Etoposide)阻害剤の相乗効果の基礎的検討は、Colony forminng assayにより行った。Topo IおよびTopo II阻害剤を同時投与した場合に比べて異時性(sequential)に投与した場合に、より相乗効果が認められた。また殺細胞効果が10%に満たない投与量のTopo阻害剤を先行投与することにより、相補的なTopo阻害剤の殺細胞効果を相乗的に増強することができた。特にこの傾向は、Topo I阻害剤の投与においては、また先行投与するTopo阻害剤の標的となるTopo活性が高い細胞において、より強い相乗効果を認めた。
|