1995 Fiscal Year Annual Research Report
多発性内分泌腫瘍症2型家系のRET遺伝子変異の検索と発症前診断
Project/Area Number |
07671332
|
Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
|
Research Institution | Teikyo University |
Principal Investigator |
高見 博 帝京大学, 医学部, 教授 (10146714)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三浦 誠司 帝京大学, 医学部, 助教授 (00165961)
小平 進 帝京大学, 医学部, 教授 (00110015)
|
Keywords | RET癌遺伝子 / 多発性内分泌腫瘍症2型 / 家族性髄様癌 |
Research Abstract |
1.方法 1)検体: MEN2A11家系、FMTC3家系の86名と家族性の明らかでない甲状腺髄様癌(MTC)4名、MEN2B6名を対象とした。末梢血10mlを用いた。 2)RET癌遺伝子エクソン10, 11の点突然変異の解析;エクソン10,11を挟むように制限酵素EcoRIsiteを含むプライマーを設定した。エクソン10はFEとLEプライマーを,エクソン11はJEとHEプライマーを用いて,アニーリング62℃で35サイクルPCRを行った。 3)制限酵素を用いた家系解析; PCR産物をエタノール沈殿で精製後、制限酵素で消化し、電気泳動を行った。ハンドパターンを確認し、制限酵素siteの有無を確認した。 4)結果:すべての検体で、エクソン10は199pb,エンソン11は279bpに増幅された。MEN2A, FMTCでシスシャルをコードしているコドン618, 620, 634でgermline mutationが検出された。点突然変異により制限酵素RsaI(GT/AC), CfoI(GCG/C), AluI(AG/CT)svteの出現することが確認された。
|