1995 Fiscal Year Annual Research Report
細胞接着分子とサイトカイン遺伝子導入による癌の遺伝子治療
Project/Area Number |
07671333
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Research Institution | Teikyo University |
Principal Investigator |
沖永 功太 帝京大学, 医学部, 教授 (00101098)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
飯沼 久恵 帝京大学, 医学部, 助手 (30147102)
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Keywords | 腫瘍ワクチン / アデノウイルスベクター / GM-CSF / 細胞接着分子 / 遺伝子治療 |
Research Abstract |
我々はアデノウイルスベクターを用いて、細胞接着分子であるB7やサイトカインであるGM-CSFをマウスの腫瘍細胞に導入に、ワクチンとしての有効性を検討することを目的としている。今年度は、マウスB7およびCM-CSF遺伝子発現ユニットを挿入したコスミドカセットDNAと親ウイルスDNA-TPCを293細胞にco-transfectし、遺伝子組み換えアデノウイルスを作成した。その結果目的とするクローンがとれ、さらに293細胞に感染させることにより、高力価ウイルス液を作製できた。また、このクローンの制限酵素の切断パターンが発現カセットコスミドと一致することから、目的とする組み換えウイルスであることが確認された。今後は、この遺伝子組み換えウイルスを用いて、in vivoにおける腫瘍原性、腫瘍免疫および治療効果について、マウスの系で検討する予定である。
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