1995 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
07671337
|
Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
|
Research Institution | Jikei University School of Medicine |
Principal Investigator |
赤羽 紀武 東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (60056728)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石井 義縁 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (60256328)
立原 啓正 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (20236540)
戸谷 直樹 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (20237142)
大木 隆生 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (50260948)
三浦 金次 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (30173975)
|
Keywords | 形状記憶樹脂 / 血管ステント / インターベンション治療 / 人工材料 / 血行再建 |
Research Abstract |
研究目的 1.設計した温度設定で体外,体内で意図するかたちを示す性状の形状記憶樹脂を選定する。 2.その結果得られた樹脂を用いてステントを作成する。 3.作成した形状記憶樹脂ステントを実験犬に挿入してその機能が実際に発揮されるかを観察し,データーおよびレントゲン写真を残す。 4.ステントの挿入が血圧,血流など生体に及ぼす影響も観察する。 5.ステントが内腔で滑脱しないよう固定法を考える。 6.ステントを臨床でどのようにカテーテルで挿入するかの工夫をする。 研究実績 研究項目1〜4については,体外から体内に入れ温度をあたえると形が変わる設定でメッシュ円筒を形状記憶樹脂で作成し,細く畳んだ状態でカテーテル先端に装着して末梢の血管から動脈内へ挿入し,カテーテルを通じて温水を加えて形状を変化させる実験をイヌを用いて行った。その機能は大体において発揮されたので,データーおよびレントゲン写真を残した。ステントの挿入は血圧,血流には大きな影響もなく,ほぼ意図した結果を得た。ただし温度設計上,体温との差が難しくまた変化の速度がゆるい点などまだ不十分さを残す部分があった。 研究項目5,6は上記実験時にある程度は検討したが,まだ完成には至っていない。
|