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1997 Fiscal Year Annual Research Report

大腸injuryに対する消化管ホルモンの作用に関する検討

Research Project

Project/Area Number 07671371
Research InstitutionTokyo Medical and Dental university

Principal Investigator

吉永 圭吾  東京医科歯科大学, 医学部, 講師 (80240745)

Keywordsボンベシン / 小腸粘膜 / 空腸粘膜 / Elemental Diet
Research Abstract

平成9年度は空腸に注目し,ボンベシンの小腸粘膜増殖作用の有無を検討した.18時間の絶食状態においた雄性Fischer344ラット32匹を4群に分け,I群には生理食塩液(生食)をII,III,IV群にはBBSをそれぞれ3,10,30μg/kgを投与した.結果は全てmean±SDで表した.I,II,III,IV群のlabeling indexは43±1.7,50±2.3,58±3,62±3%であり,ボンベシン投与群で用量依存性に有意に増加していた.さらに32匹のラットをグルタミンを含まないElemental Diet下に飼育し,A群には生食を,B,C,D群にはそれぞれボンベシン3,10,30μg/kgを8時間毎,5日間投与した.空腸25cmの重量はA,B,C,D群それぞれ314±14,312±11,319±10,371±11(mg/100g体重)でD群でA群より有意に増加していた.DNA含量は59.5±10,62.9±16.4,71.3±9.4,77.1±9.8(μg/100g体重)でC,D群でA群より有意に増加していた.RNA含量46.2±7.39,63.4±10.5,70.6±11.3,73.8±8.2(μg/100g)体重であり,ボンベシン投与群で用量依存性に有意に増加していた.タンパク含量221±21,219±33,250±37,260±44(mg/100g体重)でD群でA群より有意に増加していた.以上よりボンベシンは空腸粘膜に対する増殖促進作用を有していることが示された.
小腸炎モデルとしてメトトレキセート20mg/kgを投与すると,強い腸炎が惹起されラットが投与4,5日目で死亡してしまうため、グルタミンを抜いたElemntal Diet下での飼育は困難であった.そのため小腸炎モデルでのボンベシンの作用は検討不能であった.

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Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

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