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1995 Fiscal Year Annual Research Report

胃癌細胞におけるアポト-ジス誘導を応用した新しい制癌化学療法の開発

Research Project

Project/Area Number 07671392
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Research InstitutionTottori University

Principal Investigator

前田 廸郎  鳥取大学, 医学部, 助教授 (70032208)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 池口 正英  鳥取大学, 医学部, 講師 (20193188)
Keywordsアポト-ジス / 制癌化学療法 / 胃癌
Research Abstract

1.株化細胞における制癌剤によるアポプトーシスの誘導(in vitro):
株化胃癌細胞における制癌剤のアポプトーシスの誘導に関して,癌細胞の断片化を指標に検討を加えた.その結果,制癌剤の添加濃度,接触時間に応じてアポプトーシスが誘導されることが確認されたが,HSC-39(ヒト胃癌印環細胞癌株)はMKN-45(ヒト胃癌中分化腺癌株)に比べて,より低濃度のシスプラチン,アドリアマイシンで,また同薬剤のより短い接触時間でアポプトーシスが誘導された.この事実は,制癌剤によるアポプトーシスの誘導の程度が細胞間で異なり,より分化度が低い癌ほど制癌剤によりアポプトーシスが誘導されやすい事を示していると考えられる.即ち,同じ胃癌細胞であっても,癌の分化度の違いにより制癌剤に対する感受性が異なることが明らかになった.
2.術前化学療法によるアポプトーシスの誘導(in vivo):
術前に5-FUによる化学療法がなされた大腸癌症例におけるアポプトーシスの誘導を調べ,それと癌遺伝子産物(c-myc),細胞増活性(Ki-67),異常癌抑制遺伝子産物(p53)発現との関連を検討した.その結果,5-FUによりヒト大腸癌細胞に高率にアポプトシスが誘導されることが判明した.しかし,5-FUによるアポプトーシス誘導と癌遺伝子産物,細胞増活性,異常癌抑制遺伝子産物発現との関連性は見いだされなかった.

URL: 

Published: 1997-02-26   Modified: 2016-04-21  

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