1996 Fiscal Year Annual Research Report
実験大腸癌を用いた制癌剤の新しいin vivo screening法
Project/Area Number |
07671423
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
角田 明良 昭和大学, 医学部, 講師 (10183485)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渋沢 三喜 昭和大学, 医学部, 助教授 (90138496)
|
Keywords | 実験大腸癌 / 制癌剤 / in vivo screening / tumor doubling time |
Research Abstract |
ラット大腸発癌剤である1,2-dimethylhydrazineは、従来より米国Aldrich社が輸出したものを使用していたが、米国FDAの裁定で国外輸出が禁止になったため入手不可能になった。そこで本邦、半井化学社製のN-N-methylhydrazineを購入して皮下注を行った。投与量は、1,2-dimethylhydrazineと同様40mg/kg/wk,10回皮下注したが、20週経過してもラットの体重増加の抑制や血便などが観察されず、注腸X線検査および最終的な剖検でも大腸癌は発生しなかった。投与量を80mg/kg/wk,120mg/kg/wkと増量したが、同様に発癌しなかった。そこで、平成8年10月から発癌剤をSigma社のAzoxymethaneに変更して7mg/kg/wk,10回投与を行い、大腸発癌実験を続行中である。
|