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1996 Fiscal Year Annual Research Report

体内植え込み式人工肺による肺完全置換に関する研究

Research Project

Project/Area Number 07671471
Research InstitutionOkayama University

Principal Investigator

青江 基  岡山大学, 医学部・付属病院, 助手 (80260660)

Keywords人工肺 / 人工臓器 / 完全置換
Research Abstract

【目的】原発性肺高血圧症や重症呼吸不全に対する治療は肺移植が世界的趨勢であるがドナー不足が問題となっているため、移植までの長期間のブリッジとして植え込み型人工肺が必要である。小型で優れた市販の模型肺を用いて、肺の完全置換の可能性を実験的に検討した。
【対象】雑種犬5匹(体重4.8〜7.7Kg)に対して、まず肺動脈幹をバンディングし、肺動脈圧を上昇させた状態にして、右心系に負荷をかけ右心室の心筋を約3から6ケ月間肥大させる。これは人工肺の還流抵抗に打ち勝って全身血流を人工肺に送り出させるためには必須の条件である。バンディング手術を施行後、3から6ケ月の後に、この5頭の雑種成犬を使って、新たに開発された還流抵抗の少ない人工肺;MENOX_<TM>AL2000(クラレ社)を用いて完全植え込み式人工肺の可能性について検討した。
【方法】左側開胸下に左肺動脈と左房間に模型人工肺を装着し、右肺動脈を結紫した。ヘパリン下に、2例6時間、3例12時間、血行動態・血液ガスの准移を観察評価した。
【結果】人工肺のガス交挽能をグラフに示した。4時間の流量0.52【.+-。】0.07L/min、圧力損失11.8【.+-。】5.5mmHgで以後も安定していた。
【考察】MENOX_<TM>AL2000のガス交換能は良好であった。人工肺は自己心によって還流され、肺は完全置換が可能であった。なお、この研究内容は、1997年日本呼吸器外科学会総会、米国ASIOにて採択され、発表予定である。

URL: 

Published: 1999-03-08   Modified: 2016-04-21  

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