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1996 Fiscal Year Annual Research Report

キアリ奇形の発生機序と胎内手術の可能性について

Research Project

Project/Area Number 07671550
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionKansai Medical University

Principal Investigator

山内 康雄  関西医科大学, 医学部, 助教授 (00121997)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 安田 敬済  関西医科大学, 医学部, 助手 (60230223)
稲垣 隆介  関西医科大学, 医学部, 講師 (10213109)
KeywordsMyelomeningocele / Chiari malformation / mouse model
Research Abstract

C_<57>/_<b1>妊娠マウスを使用し、その胎児の脊髄を皮膚と同時に切開し、exo-uteroに培養する実験を行ってきた。胎生12日に体内手術をし、胎生14日まで腹腔内で培養した結果は既に報告した。すなわち上記処置で脊髄レベルに髄膜瘤様の変化を作成しえた。マウスではコントロールマウスに比して頭蓋内容積、特に髄液腔の狭小化がみられた。培養を16日まで継続した数匹の胎児では後頭蓋窩内容の脊椎管内への陥入と思われる所見がみられたが、統計学術処理をしうるまでには至っていなかった。もしこれが明らかとなればキアリ奇形は脊髄髄膜瘤のために髄液が抜け、その結果二次的に生じるものであることが立証されることになる。
これまでの所、胎生12日に処理し、16日まで培養を継続することを試み、試料を増やそうとしたがなかなか困難であった。これは胎内手術の困難さと胎児培養の困難さとに起因するものである。胎内手術については胎生12日での処理の場合、使用器具・装置の改善、手術手技の改善・安定化によりかなりの成功率を得られるようになってきた。胎児培養についてはやはり長期培養に問題点が残り、今年度も完全には解決しえていない。当初は胎内手術、培養を繰り返していたが、2つの困難さが相乗すると考え、後には対象手術のみを行い技術的問題の解決をはかった。すなわち胎生12日に妊娠マウスを腹腔内投与全身麻酔下に開腹し、子宮壁を切開し胎児を取り出す。この胎児を脊髄切開をせずに再び腹腔内に戻し、胎生16日目に胎児を取り出し検索した。子宮壁の切開方法、処置する胎児の数などに工夫を加えることにより成績は少しずつ向上してきた。
今年度は予定よりも遅れている胎生12日処理、16日まで培養群の数を増やし、統計処理まで持ってゆきたいと考えている。また、手術部位、後頭蓋窩を免疫組織学的に検索する。さらに脊髄を胎生のより早い時期に手術をし、後頭蓋窩にどのような変化が生じるか調べる。

URL: 

Published: 1999-03-08   Modified: 2016-04-21  

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