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1995 Fiscal Year Annual Research Report

ヒト椎間板人工髄核の開発

Research Project

Project/Area Number 07671572
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Research InstitutionChiba University

Principal Investigator

吉永 勝訓  千葉大学, 医学部, 助手 (30270870)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 山懸 正庸  千葉大学, 医学部, 助手 (00220244)
大野 隆司  千葉大学, 工学部, 教授 (70009257)
Keywords椎間板 / 髄核 / 人工髄核
Research Abstract

平成7年度は主に椎間板人工髄核用の可溶性コラーゲン(以下、ゼラチンと記載)基礎実験を行った。ゼラチン溶液を冷却するとゲル化するが、このゲルの物性を示す指標としてゼリー強度(JIS法)がある。JIS法ではゼラチン溶液6.67%でゼリー強度を測定する。この方法を用いて以下の実験を行い、ゼリー(人工髄核の前段階物質)の性質についての知見を得た。
1)ゼリー強度に対するゼラチン濃度の影響を調べる実験
知見:ゼラチン濃度を高くするとゼリー強度が高くなる。
2)ゼリー強度に対する加温時間の影響を調べる実験
知見:体温付近の温度ではゼリー強度は余り変化しない。
3)ゼリー強度に対するpH変化の影響を調べる実験
知見:弱酸性から弱アルカリ性の範囲ではゼリー強度のpH依存性は少ない。
またこれら知見に基づいて、ゼラチン溶液に硬膜剤(カリミョウバン)を添加して髄核に近い物性をもつゼラチンゲルの調整を試みた。
以上、平成7年度の研究目標はほぼ達成されているが、これまでの実験で可溶性コラーゲン溶液と硬膜剤を混合した場合に粘度が急激に上昇することがわかっており、平成8年度に予定している生体実験に際し、混合物質の粘性の調節方法や椎間板への注入方法などを更に検討していく必要がある。

URL: 

Published: 1997-02-26   Modified: 2016-04-21  

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