1995 Fiscal Year Annual Research Report
RA患者DNAに組み込まれたプロウイルスの証明と免疫学的治療に関する研究
Project/Area Number |
07671581
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Research Institution | Gifu University |
Principal Investigator |
武内 章二 岐阜大学, 医療技術短期大学部, 教授 (50021473)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森田 敏子 岐阜大学, 医療技術短期大学部, 助教授 (30242746)
清島 満 岐阜大学, 医学部附属病院, 講師 (10171315)
野間 昭夫 岐阜大学, 医学部, 教授 (30208384)
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Keywords | 慢性関節リウマチ / レトロウィルス / 遺伝子解析 |
Research Abstract |
平成7年度研究各分担者の研究実績概要は,以下のとおりである。 【武内】 慢性関節リウマチ(RA)の患者30症例の選定が終わり,その患者の背景及びその臨床像の確認が完了した。 これらの患者から,比重分離液での末梢血リンパ球の分離抽出を行い,-40℃に保存を行った。 【野間】 PCR法の技術習得が完了し,さらにPCR法に用いる独自のウィルスプライマーの作製に着手している。又市販のウィルスプライマー(ATL-成人T細胞白血病のgag.pol.px領域)においては,白血病患者での電気泳動法により各部分の泳動パターン及びバンドの確認を行った。現在,その他のウィルスプライマーの条件設定について検討中である。 【清島】 有核細胞からフェノール,プロテインキナーゼKを用いて,DNA抽出操作,更にDNAの純度の検定等,一連の遺伝子診断に関する知識及び技術を習得した。現在,RA患者リンパ球から必要なDNA抽出を行っている。 【森田】 ウェスタンプロット法によるATL抗体検出用試薬を用いて,今回の症例の検索を行った結果,完全な型でのウィルスゲノムの抗体価の確認は出来ないが,ウィルス構成蛋白とされているgp24.gp130の部分にバンドを認めた症例が4例あった。 これらの症例が非特異的反応でないことを証明するため検討中である。
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