1995 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
07671641
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Research Institution | Akita University |
Principal Investigator |
真崎 容子 秋田大学, 医学部, 助手 (30125744)
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Keywords | LAK活性 / Sevoflurane / Isoflurane / Halothane |
Research Abstract |
【目的】吸入麻酔薬のSevoflurane, Isoflurane及びHalothaneが in vitro でT細胞のkiller functionに及ぼす影響について、C57BL/6mouseを用いて検討した。 【方法】マウスに予めanti-asialoGMlantibody25μgを静注し、NK細胞の影響を除外した。24時間後に脾細胞を摘出し、recombinant-IL-2 300U/mlを加え、5%CO2存在下96時間培養しT cell-LAK(Lymphokine activated killer)を作成した。このT cell-LAK細胞作成のための培養中に各吸入麻酔薬を流し^<51>Cr-release assayにてLAK活性を測定し、吸入麻酔薬を流さなっかた対照群と比較した。 【結果】 1.抗アシアロGM1抗体静注によってC57BL/6mouseの脾細胞のNK活性はほぼ完全に除去された。 2.recombinantIL-2を加えてCO2インキュベータ-内で96時間培養することによって作成されたTcell-LAK細胞のLAK活性は、加えたrecombinantIL-2の用量に依存して強い活性が得られた。 3.吸入麻酔薬のLAK活性に及ぼす影響は、Sevoflurane及びHalothaneでは、暴露した吸入麻酔薬濃度に依存してLAK活性の抑制がみられ、それぞれ12MAC.hr群でのみ対照群に比較して有意に低い活性が得られた。Isofluraneでは、3MAC.hr,6MAC.hr,12MAC.hrすべての吸入麻酔薬濃度で対照群に比較して有意にLAK活性が抑制され、-3MAC.hr,6MAC.hr,12MAC.hr群それぞれの群間には有意差はなかった。
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