1996 Fiscal Year Annual Research Report
白血球接着分子の術中術後変動に関する移植免疫学的・分子生物学的検討
Project/Area Number |
07671654
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
三毛 紀夫 名古屋大学, 医学部, 助手 (20192354)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤原 祥裕 名古屋大学, 医学部, 助手 (70238640)
木村 智政 名古屋大学, 医学部, 講師 (50161568)
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Keywords | 接着分子 / 血管内皮細胞 / 開心術 / 肝切除術 / 移植免疫細胞 |
Research Abstract |
白血球接着分子であるCD11とCD18の変動は白血球細胞内の分子生物学レベルでの発現変動、つまりメッセンジャーRNAの転写に由来する。これまでの結果より、最も変動の大きい時点での白血球と術前の白血球よりmRNAを採取し、CD11とCD18に特異的なDNAプローブを用いたノザンブロットを行い、mRNAの発現量の変化を観察し、分子生物学的レベルでの接着分子発現の変動を観察してきた。 これまで主に開心術症例に対して検体採取を行い抗CD11a、抗CD18モノクロナール抗体で染色し、フローサイトメトリーで白血球上での抗原発現を解析した。両者とも麻酔中より低下し、術後2週目まで全例とも低下傾向が続いた。また肝切除術等の大手術ではまだ解析が終了していない。
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Research Products
(2 results)