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1995 Fiscal Year Annual Research Report

神経成長因子が神経因性疼痛の発生に及ぼす影響に関する研究

Research Project

Project/Area Number 07671672
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Research Institution宮崎医科大学

Principal Investigator

宇野 武司  宮崎医科大学, 医学部, 助教授 (70038842)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 浜川 俊朗  宮崎医科大学, 医学部, 助手 (50253836)
Keywords神経成長因子 / 神経因性疼痛
Research Abstract

平成7年度の目的は、ラットを用いて神経因性疼痛モデルを作成することであり、平成8年度に神経成長因子がこの神経因性疼痛モデルに与える影響を観察するための基盤を作ることである。右坐骨神経結紮のあと12週間、熱刺激に対する侵害域値を観察した結果、ラットを用いて神経因性疼痛モデルを作成することができたことを確認できた。その概要は、つぎの通りである。
(1)雄の成熟ラットを用いて神経因性疼痛モデルを作成した。ラット14匹に右坐骨神経結紮と左坐骨神経剥離(坐骨神経結紮群)を行い、別のラット7匹に両側坐骨神経剥離(コントロール群)を行った。大腿中央で大腿二頭筋を分けて坐骨神経を露出する際、周囲組織を損傷することなく、丁寧に剥離することができた。クロミック縫合糸(4/0)で血流が止まらないように坐骨神経をゆるく結紮することができた。この結果、14匹のラットのうち12匹のラットに神経因性疼痛モデルを作成することができた。
(2)熱刺激に対する侵害域値を経時的に測定した。坐骨神経結紮群12匹とコントロール群7匹で手術前、手術後1,3,5日目と1,2,4,6,8,10,12週目に熱刺激に対する侵害域値を測定した。侵害域値は、日内変動があるため午後3時頃に測定した。右足反応潜時と左足反応潜時の差、および反応持続時間で評価した。この結果、坐骨神経結紮群で5日目から10週目の間、右足反応潜時が有意に短縮したが、コントロール群には変化はなかった。また、坐骨神経結紮群で7日目から6週目の間、反応時間が有意に延長したが、コントロール群には変化はなかった。

URL: 

Published: 1997-02-26   Modified: 2016-04-21  

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