1996 Fiscal Year Annual Research Report
インターフェロンのラット精巣及び精巣上体機能に及ぼす影響
Project/Area Number |
07671716
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
山本 雅憲 名古屋大学, 医学部, 助手 (90191444)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大村 政治 名古屋大学, 医学部, 助手 (50273222)
日比 初紀 名古屋大学, 医学部, 助手 (70242865)
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Keywords | インターフェロン / 精巣機能 / 精巣上体機能 |
Research Abstract |
ヌードラットを用いてインターフェロンの精巣及び精巣上体管内液への影響を調べた。インターフェロン12週間連続皮下投与の結果、精巣での精子の産生能及び精巣上体での精子濃度を増加させたが、精子の運動性には変化がなかった。内分泌学的検査ではテストステロンはインターフェロン10万単位投与群で増加、LHは低下し、FSHには差は認められなかった。また光学顕微鏡レベルでは精巣及び精巣上体には組学的に変性、壊死などの明らかな変化は認められなかった。 これらのことよりインターフェロンの作用部位として、精巣のLeydig cellが考えられた。インターフェロンがLeydig cellに直接作用したか、あるいはLeydig cellのLH受容体に対する感受性を増大させた結果、テストステロンが上昇し、精液所見を改善した可能性が考えられた。
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