1995 Fiscal Year Annual Research Report
アンドロゲンによる下垂体ゴナドトロピンの正のフィードバック調節に関する研究
Project/Area Number |
07671744
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
野口 和美 横浜市立大学, 医学部, 助教授 (10164675)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
穂坂 正彦 横浜市立大学, 医学部, 教授 (30106330)
武田 光正 横浜市立大学, 医学部, 講師 (70244499)
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Keywords | ゴナドトロピン / アンドロゲン / フィードバック調節 |
Research Abstract |
ラット下垂体前葉細胞の初代培養を行ない、アンドロゲンのFSH分泌に及ぼす影響をFSHをRIAにて測定して再認識した。テストステロンはFSH基礎分泌を促進し、FSHの下垂体細胞内での生合成を刺激した。 ラット下垂体前葉細胞を用い、抗gonadotropin β-subunit抗体による cell immunoblot assay(CIBA)を行なった。これにより単一細胞レベルでのFSHの分泌パターンを解析した。確立されたCIBA法を用いて、下垂体単一細胞からのFSH分泌に及ぼすアンドロゲンの影響を観察した。 FSH分泌細胞数は、下垂体前葉細胞総数の約4.1%であった。 単一細胞あたりのFSH分泌量は11.8〜8000fg/cell/hと細胞間の差が非常に大きかった。テストステロンの添加によりFSH分泌細胞の単一細胞あたりの分泌量は有意に増加したが、FSH分泌細胞の数は変化しなかった。 分泌量による度数分布ではテストステロン添加により5pg/cell/3h以上の大量分泌細胞の増加が特徴的であった。
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