1996 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
07671769
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
清水 康史 東京医科歯科大学, 医学部, 助手 (80242197)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
久保田 俊郎 東京医科歯科大学, 医学部, 助教授 (50126223)
麻生 武志 東京医科歯科大学, 医学部, 教授 (60093176)
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Keywords | 精子 / 受精能 / カルシウム / 細胞内情報伝達系 |
Research Abstract |
1.prostaglandinによる精子細胞内カルシウムイオン濃度([Ca^<2+>]i)への影響 1)swim up直後およびBWW/HSA30mg/mlで18時間培養した精子に対しGi蛋白阻害剤であるpertussis toxin (PTX)100ng/mlを3時間添加後にPGE_160μg/ml、PGE_260μg/mlによる[Ca^<2+>]iの変化を測定したが、PTX非添加のものと差を認めなかった。 2)精漿を遠沈にて分離し、1%の濃度で精子浮遊液に添加したところ、[Ca^<2+>]iは上昇した。また、精漿を50秒あるいは10分添加した後のPGE_1による[Ca^<2+>]iの変化を測定したが、精漿非添加のものと差を認めなかった。 3)PGF_<2α>は[Ca^<2+>]iを上昇させず、またPGF_<2α>添加後のPGE_1、PGE_2による[Ca^<2+>]iの変化はPGF_<2α>非添加のものと差を認めなかった。 2.単一精子細胞レベルでの[Ca^<2+>]iの測定 Meridian Insight plus-IQを用い、単一精子細胞レベルでの[Ca^<2+>]iを測定した。精子をswiu upした後、10μMのfluo-3を30分間、37℃で培養し実験を行った。体外受精胚移植法施行時に採取したヒト卵胞液の添加により、単一細胞レベルで[Ca^<2+>]iは上昇した。また、奇形精子に比べて、正常形態の精子では卵胞液による[Ca^<2+>]iの上昇は大きかった。これは、正常形態の精子では奇形精子に比べ受精能力が高いことの原因である可能性がある。
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