1996 Fiscal Year Annual Research Report
インターネットを用いた在宅ハイリスク妊婦管理システムの開発
Project/Area Number |
07671791
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Kagawa Medical School |
Principal Investigator |
原 量宏 香川医科大学, 医学部, 助教授 (20010415)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
出口 理恵 香川医科大学, 医学部, 助手 (30243760)
山城 千珠 香川医科大学, 医学部, 助手 (40243761)
柳原 敏宏 香川医科大学, 医学部・附属病院, 講師 (90166546)
神保 利春 香川医科大学, 医学部, 教授 (50010179)
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Keywords | インターネット / テレメディシン / 周産期管理 / ホームテレメトリ / 胎児心拍数 |
Research Abstract |
周産期医療での発達により、我が国の周産期死亡及び母体死亡は著明に減少している。さらなる成績向上のためには、個々の医療機関の充実にくわえ、地域全体における周産期医療のシステム化、すなわち医療施設間相互におけるスムーズな情報伝達システムを確立することが不可欠である。平成8年度においては,これまで開発してきた家庭と医療施設をむすぶ在宅妊婦の管理システムの改良にくわえ、医療施設間相互をむすぶシステケの開発を開始した。 これまで我々の開発してきた周産期ネットワークシステムは、1)家庭と医療施設をむすぶ在宅妊婦管理システム、および2)医療施設間相互をむすぶ医療施設間ネットワークシステムから構成される。在宅妊婦管理システムは、家庭で簡便に扱えるよう工夫された在宅用胎児監視装置とインターネットに接続されたパソコンから構成される。医療施設間相互をむすぶネットワークシステムは現在の医療施設での分娩監視装置の在り方を考え、分娩監視装置(単体)からの出力を利用する方法と院内に設置されている既設のセントラルモニタリングシステムの出力を利用する2方式を開発した。伝送する基本データは妊婦のID,氏名,週数,記録日時,心拍陣痛情報とした。データ転送にあたってはバイナリデータをテキストファイルに変換し電子メールの形式で送る。送られてきたデータは解析ソフトにより自動診断され、結果は随時グラフィック表示される。これまでに、外来患者家庭、里帰り予定遠隔地妊婦のハイリスク妊婦、計21人に延べ900回の伝送を試みた結果、データの欠損,誤り等は全く認められめず,インターネットによる周産期医療情報伝送の信頼性が十分高いことが確認された。
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[Publications] 原 量宏: "インターネットを用いた在宅ハイリスク妊婦管理システム" 医用電子と生体工学,日本ME学会雑誌論文号. 34・Suppl. 132-138 (1996)
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[Publications] 原 量宏: "香川県寒川町におけるCATV回線を利用した在宅健康管理システム -循環系自己測定による高齢者ケア--" プライマリ・ケア. 19(3). 56-62 (1996)
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[Publications] 原 量宏: "医療用光カードを用いた周産期管理システム" 先端医療. 2(2). 25-27 (1995)
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[Publications] 原 量宏: "産婦人科領域における光カードシステム" 医療とコンピュータ. 7(3). 26-31 (1995)
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[Publications] Hara,K: "Apllication of Optical Memory Cord for the Management of Mataity Car" Health Card '95. 276-278 (1995)
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[Publications] 原 量宏: "周産期医療とコンピュータ" 周産期医学. 23(9). 1268-1275 (1993)