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1995 Fiscal Year Annual Research Report

肥満細胞におけるシクロオキシゲナーゼ-2の発現

Research Project

Project/Area Number 07671874
Research InstitutionKyoto Prefectural University of Medicine

Principal Investigator

河田 了  京都府立医科大学, 医学部, 助手 (40224787)

Keywordsシクロオキシゲナーゼ-2 / 肥満細胞 / プロスタグランジン
Research Abstract

実験にはmouse mastcytoma cell-34(MMC-34)を用いてシクロオキシゲナーゼ-2(COX-2)に関連する種々の実験を行った。まずMMC-34におけるCOX-2のmRNAの発現をみたところ、カルシウムイオノフォア刺激でmRNAが発現を認めさらにMMC-34をIgEでsensitizationしたあと抗IgE抗体で刺激すると同様にmRNAが発現することがわかってた。しかしTPA、LPSではmRNAの発現、誘導は認められなかった。次に、COX-2タンパク発現をウエスタンブロット法および免疫蛍光法でみたが、mRNAの発現と同様にカルシウムイオノフォア、抗IgE抗体刺激でその生体が認められた。さらに、肥満細胞におけるプロスタグランジン(PGs)の主生成物であるPGD_2を測定した。カルシウムイオノフォアあるいは抗IgE抗体でMMC-34を刺激すると、PGD_2合成は時間経過とともに二峰性のピークを示した。これは第一のピークはCOX-1によるもの、第二のピークCOX-2生成によるPGD_2合成と考えられた。次に、COX-2阻害について検討した。一般にCOX-2はデキサメサゾン(DEX)により阻害されるが、MMC-34でもDEXで阻害された。しかし、肥満細胞ではその阻害される部位が他の細胞で報告されているmRNAレベルではなく、タンパクレベルであった。DEXはPGD_2合成の第二のピークを阻害した。アセチルサリチル酸(アスピリン)はCOX-1もCOX-2も阻害した。さらに、各種抗アレルギー剤についても検討したが有意にCOX-2を阻害するものがなかった。

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] Ryo Kawata: "Prostaglaudin Syuthase 1 and Prostaglasdin Syuthage 2 Both participate in Actuation.Induced prostaglaucln Do productio in prost cells" Jonural of Immunoligy. 155. 818-825 (1995)

  • [Publications] 河田 了: "ステロイド点鼻薬の臨床薬理" アレルギーup to clate. 2. 8-9 (1995)

URL: 

Published: 1997-02-26   Modified: 2016-04-21  

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