1996 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
07671894
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Fukuoka University |
Principal Investigator |
森園 哲夫 福岡大学, 医学部, 教授 (10258519)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
白石 君男 福岡大学, 医学部, 助手 (90187518)
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Keywords | 内耳 / 内リンパ水腫 / 低周波音バイアス法 / 動物 |
Research Abstract |
1)音刺激装置の作成。 低周波音バイアス法に使用する音刺激装置は、位相の変化に同期してトーンバーストを発生させるときノイズが発生し、それに対するCAPの発生が問題となったので、新たにプロトタイプの音発生装置を作成して、極めて満足すべき音刺激装置を確保出来た。 2)加算装置の作成。 ナショナル-インスツルメント社のLabVIEWソフトウエアを駆使して、マッキントッシュ コンピューターによる加算装置を作成した。これによって、CAPやABRの加算のみでなく、音源の音圧や周波数の制御が可能になった。 3)動物実験。 解剖学教室より中古のミクロトームの譲渡を受けた。セロイジンによる組織標本作成の準備が進行中である。 4)臨床実験。 各種の感音性難聴者について研究を行い、データの収集につとめた。動物実験と異なり、充分な音圧の低周波音を発生する満足なスピーカーが見つからず、目下種々のキャリブレーションを行いつつある。 5)その他。 コロラド州アスペン市での6th International Symposium and Workshop on Inner Ear Medicine and Surgery(March22-29)で、"Experimental Studies of Endolymphatic Hydrops"と題してこれまでの実験結果を口演した。
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