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1995 Fiscal Year Annual Research Report

根尖病変の成立機序におけるマトリックスメタロプロテアーゼ(MMP)の役割

Research Project

Project/Area Number 07672098
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Research InstitutionAichi Gakuin University

Principal Investigator

中村 洋  愛知学院大学, 歯学部, 教授 (40064878)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 中田 和彦  愛知学院大学, 歯学部, 助手 (70261013)
KeywordsTIMP / MMP / インターロイキン
Research Abstract

本研究の目的は、根尖性歯周組織炎の発症、進展における細胞外マトリックス(ECM; extracellular matrix)成分分解系の細胞レベルでの調節機構の一端を検討することである。
そこで、炎症性サイトカインの代表であるインターロイキン1(IL-1α, β)を使用してヒト歯髄細胞(DP細胞)およびヒト歯根膜細胞(PL細胞)のコラゲナーゼおよびTIMP-1産生に対する影響を検索した。
コラゲナーゼ活性は[14C]グリシン標識コラーゲンを基質とした溶液法にて、また、TIMP-1量は抗TIMP-1モノクローナル抗体を用いたELISA法にて検索した。その結果、DP細胞ならびPL細胞の両者細胞においてIL-1α, βはコラーゲン分解活性を高める方向に作用した。
次いで、上述したような測定結果が、実際に、本研究で対象としているMMP-1(間質コラゲナーゼ)とTIMP-1に基ずくものであることを確認することを目的として、特異的免疫反応によるウェスタンブロット分析を行った。
現在のところDP細胞においては、定量実験を支持する結果を得ており、今後は遺伝子レベルまでの発現を確認する上で、ノーザンブロット分析を行っていく予定である。
また、MMP-2,9(ゼラチナーゼA, B)の動態については、ザイモグラムにて詳細な分析を行っている。
なお、ノーザンブロット分析に際しては、当初は[_<32>P]を用いたラジオアイソトープシステムでの実験を計画していたが、放射能汚染ならびに検出感度・再現性等の諸問題により現在のところ、非アイソトープ法の一つであるdigoxigenin(DIG)をハプテンとしたDIGシステムによる核酸検出法を用い実験を行っている。本方法は、アイソトープ法よりも感度と再現性に優れていると考えられる。

URL: 

Published: 1997-02-26   Modified: 2016-04-21  

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