1995 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
07672102
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
疋田 一洋 北海道大学, 歯学部, 助手 (20238281)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小松 孝雪 北海道大学, 歯学部, 助手
上田 康夫 北海道大学, 歯学部, 助手 (30241342)
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Keywords | 光造形法 |
Research Abstract |
現在までに、光造形装置用加工精度改良キットにより、システムの改良を行っているところである。それと並行して、装置全体の加工精度についても検討し、歯冠修復物を製作するための加工条件について検討を行ってきた。その結果として、スキャン方向、レーザースポット径、スキャン速度などにより、加工精度が影響をうけることがわかった。この加工精度は同一機種であっても、マシン個々により特性があることがわかっている。これについてはさらに、システムの改良が完了した時点で、もう一度最適加工条件を確認する必要があるものと考えている。 また、製作方法により加工速度を向上させることも検討し、製作物の構造をハニカム構造など、特殊な構造にすることにより製作時間をさらに短縮することが可能と思われるが、構造を変化させた場合に精度の面でどのような影響があるかについては今後の検討課題である。今後もハードウエアとともに、ソフトウエアにおける検討も引き続き行う必要がある。 現在も、光造形装置の改良を行っている途中であるため、これまでに実際に歯冠修復物の製作を行う段階にまでは至っていないが、その重要な準備段階として加工精度に影響を及ぼすと考えられる項目については、すべて検討を行い、装置全体の加工精度について綿密に検討を行っているところである。 今後は、システムの改良を完了し、できるだけ多くの歯冠修復物製作実験を行い、製作した歯冠修復物の加工精度について測定および検討を行う予定である。
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