• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

1995 Fiscal Year Annual Research Report

変形性顎関節症の発症機序とその治癒機構

Research Project

Project/Area Number 07672110
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Research InstitutionOkayama University

Principal Investigator

矢谷 博文  岡山大学, 歯学部, 助教授 (80174530)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 松香 芳三  岡山大学, 歯学部, 助手 (90243477)
山下 敦  岡山大学, 歯学部, 教授 (00066995)
Keywords変形性顎関節症 / サイトカイン / メタロプロテアーゼ / メタロプロテアーゼインヒビター / 線維芽細胞 / 軟骨細胞 / 細胞培養 / 負荷
Research Abstract

変形性顎関節症(OA)の発症物質であると考えられているプロスタグランジンE_2(PGE_2)の関節組織に対する影響を検討し、OAの発症機序および治癒機構を解明するために,屠殺したイヌを用い顎関節腔穿刺の練習を行い,顎関節腔穿刺の術式を確立するとともに,顎関節にPGE_2を投与しその影響を解剖学的に観察する予定であった.本計画に沿って予備実験を行い,さらに滑液の分析を行ったところ,近年の顎関節症の研究にみられるようにOAの発症にはPGE2よりもIL-1,IL-6,TNF-αなどのサイトカインやメタロプロテイナーゼ(MMP)やその組織インヒビター(TIMP)などの蛋白質分解酵素がより関与していると推測された.そこでOAの発症機序を解明するためにはさらに踏み込んで細胞レベル,遺伝子レベルでの研究が必要であると考え以下の実験を行った.すなわち,顎関節から採取した線維芽細胞や軟骨細胞の培養系に物理的負荷を加え,上記サイトカインや蛋白分解酵素の影響を生化学的に解析した.研究計画を以下に記す.(1)線維芽細胞は顎関節より実体顕微鏡下でサンプリングし,10%牛胎仔血清添加ダルベッコ変法イ-グル法MEM培地(DMEM)にて培養する.(2)軟骨細胞は顎関節よりコラゲナーゼ処理にて分離し,分離した細胞をDMEM培地にて培養する.以上2種の細胞を継代培養し培養株を確立した.(3)培養細胞における負荷荷重実験を行い,負荷を加えた培養細胞をホモジナイズ後,AGPC法によりtotal RNAを抽出した.0.8%アガロースゲルにて電気泳動し,ニトロセルロースフィルターにトランスファー後,RNAの固定を行った.今後は市販のIL-1,IL-6,TNF-αのDNA probeをnon RIのジゴキシゲニンで標識しNorthern Hybrizationを行い,遺伝子発現量の変化を観察する予定である.

URL: 

Published: 1997-02-26   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi