1995 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
07672166
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
西田 光男 京都大学, 医学研究科, 講師 (50154620)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村上 賢一郎 京都大学, 医学研究科, 助教授 (00174269)
横江 義彦 京都大学, 医学研究科, 助手 (30211650)
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Keywords | 術中照射 / 術中放射線治療 / 腫瘍認識マーカー / 口腔進行癌 / 口腔癌 |
Research Abstract |
実験的口腔癌形成ハムスターの腫瘍染色に関する検討、実験的口腔癌形成ハムスターに対する放射線高感受性剤の検討、染色薬剤ならびに放射線高感受性剤の正常組織に対する組織毒性、損傷の有無に関する病理組織学的検討および、それに基く至適染色薬剤、増感剤のスクリーニング、実験的口腔癌形成ハムスターにおける至適放射線線量の検討がなされた。これらに基き放射線使用下動物実験系の確立がなされてきている。 一方、ヒト悪性腫瘍組織についてはその切除組織が化学療法、放射線療法を被っている場合、その評価につき基準が求められる。 伝統的腫瘍組織特異的染色法、光学的腫瘍組織特異的識別法、免疫酵素抗体法、及びその他の手法による悪性腫瘍切除標本(原発腫瘍、転移リンパ節)の腫瘍染色に関する検討については、現在ヒトの諸臓器、すなわち悪性腫瘍(癌腫、肉腫)、良性腫瘍、さらに骨および筋肉組織さらには神経組織などに対して染色、ならびに検鏡を施行している。また実験的口腔癌形成ハムスターの腫瘍染色に関する検討、実験的口腔癌形成ハムスターに対する放射線高感受性剤の検討も進行している。 なかでもヒト悪性神経腫瘍組織については著明な反応がみられ、その結果は本年度日本頭頚部腫瘍学会(大阪)にて報告した。
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[Publications] 吉田博昭: "ヒト顎関節手術症例におけるCD44の局在についての免疫組織学的所見" 日口診誌. 8. 11-15 (1995)
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[Publications] H. Yoshida: "Polymorphous low-grade adenocarcinoma of the upper lip." Jpn JOral Diag/Oral Med. 8. 121-125 (1995)