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1996 Fiscal Year Annual Research Report

血液希釈低血圧麻酔併用時の臓器酸素分圧の測定に関する研究

Research Project

Project/Area Number 07672185
Research InstitutionShowa University

Principal Investigator

久野 斉俊  昭和大学, 歯学部, 講師 (20119184)

Keywords血液希釈 / 低血圧麻酔 / ニトロプルシッド / サリンヘス / 組織酸素分圧
Research Abstract

笑気・酸素・セボフルレン麻酔下、雑種成犬を用い、6%ヒドロキシエチル・デンプン・生理食塩水(サリンヘス)による脱血量の1.5倍の血液希釈(20ml/kg脱血、30ml/kgサリンヘス投与)と、ニトロプルシドによる軽度低血圧麻酔(MAP=70mg)の併用を90分間行い、循環動態、呼吸、腎組織血流及び腎組織酸素分圧の測定を行ったところ、以下の結果が得られた。
(1)心拍数は血液希釈後やや低下がみられたが低血圧中は有意な変化は認められなかった。
(2)心係数は希釈後、低血圧中有意な上昇を示した。
(3)PaO_2、PaCO_2は有意な変化を示さなかった。
(4)腎組織血流は皮質、髄質とも希釈後有意な増加を示したが、低血圧は有意な変化を示さなかった。
(5)腎組織酸素分圧は皮質、髄質ともに、希釈後有意に低下し、低血圧中その低下は持続した。希釈後と低血圧中との酸素分圧を比較したところ皮質血流は軽度の低下を示したが髄質血流は有意な変化を示さなかった。
以上のことより組織PO_2の低下は希釈による影響が強いと思われ、ニトロプルシドによる低血圧麻酔の影響は少ないものと思われた。

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Published: 1999-03-08   Modified: 2016-04-21  

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