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1995 Fiscal Year Annual Research Report

唾液蛋白シスタチンおよびシスタチン遺伝子ファミリーの遺伝的多型に関する研究

Research Project

Project/Area Number 07672236
Research InstitutionTokyo Dental College

Principal Investigator

水口 清  東京歯科大学, 歯学部, 教授 (00133380)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 新谷 益朗  東京歯科大学, 歯学部, 助手 (60171071)
花岡 洋一  東京歯科大学, 歯学部, 講師 (30180912)
Keywords唾液タンパク / シスタチン遺伝子ファミリー / 遺伝的多型 / 塩基置換 / アミノ酸置換 / シスタチンSA / シスタチンD
Research Abstract

シスタチンSAの多型を有する個体から得たDNAを用いて、CST2の3つのExonをPCR増幅し、直接シークエンスを行ったところSA1のalleleは既報の報告と同じ配列を示したが、SA2はexon2にG→Aの変異およびexon3にA→Tの変異が認められた。これらの変異はAci1、SfaN1の制限酵素認識部位の有無で識別が可能であったため、多検体の試料で唾液タンパクの多型との相関を検索したところ、2つの塩基置換がが常に唾液タンパクの多型と相関することが分かった。これらの変異はアミノ酸置換を生じ、SA2タンパクがSA1より酸性となり、タンパクの電気泳動所見と一致した。シスタチンSBはCST1またはCST5に由来する可能性が考えられたため、多型を有する個体から得たDNAを用いて、それぞれ3つのExonをPCR増幅し、直接シークエンスを行ったところ、CST5のexon1にSB1はCであるのに、SB2はTの変異を持つ部位があることがわかった。この変異はBsoF1の制限酵素認識部位の有無で識別が可能であったため、多検体の試料で唾液タンパクの多型との相関を検索したところ、2つの塩基置換がが常に唾液タンパクの多型と相関することが分かった。この変異はアミノ酸置換を生じ、SB1タンパクがSB2より塩基性となり、タンパクの電気泳動所見と一致した。つまりシスタチンSBはシスタチンDの多型であることが分かった。CST1のプローブで検出されたSaclのRFLPは、シスタチン遺伝子群の制限酵素マップよりCST2のRFLPであることが分かった。この多型は唾液タンパクシスタチンSAの多型とは関連していなかった。耳下腺唾液蛋白から見いだされた仮称basic1、basic2はその後の検査により、唾液プロリンリッチプロテインの多型であることが分かった。この変異については今後プロリンリッチプロテインの遺伝子群との比較を行っていくつもりでいる。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 羽賀俊明: "DNA多型" 東洋書店(印刷中), (1996)

URL: 

Published: 1997-02-26   Modified: 2016-04-21  

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