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1996 Fiscal Year Annual Research Report

歯の萌出段階と顎関節部顆頭の運動との関連性に関する研究

Research Project

Project/Area Number 07672247
Research InstitutionAICHI GAKUIN UNIVERSITY

Principal Investigator

小野 俊朗  愛知学院大学, 歯学部, 講師 (90241140)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 今村 基尊  愛知学院大学, 歯学部, 講師 (00142563)
Keywords顎関節 / 顆頭 / 顆路 / アキシオグラフ / 小児
Research Abstract

機能咬合解析システムNEW CADIAX コンピューター・アキシオグラフは,下顎の開閉口運動,前方後方運動,左右側方運動などにおける下顎頭のヒンジ・アキシスの運動状態を3次元的に計測し,画面上にビジュアル的に再現しながら記録することができる.記録される主なデータは,下顎の各種運動におけるヒンジ・アキシスの運動量,傾斜度,加速度,回転量などがあり,これらの測定結果が数値により表示され,それとともにグラフィック表示される.また、ファンクショナル・オクル-ザル・クラッチを用いることにより咬頭嵌合時,噛みしめ時,発音,咀嚼,燕下時などの下顎運動時の顆頭の運動を記録、分析することが行える.
このシステムを用い,Hellman's dental stage IIAからIVAまでのいわゆる正常咬合を呈し,顎関節部に異常の見られない小児を対象とし,下顎の限界運動を行った時の顆頭の運動を記録した.
顎運動の再現性を得るための基準点RP(Reference position)は,下顎の最上方後方位であるが低年齢の小児ほど安定性に欠ける傾向が見受けられた.
ファンクショナル・オクル-ザル・クラッチを介在させた時の下顎の開閉口運動,前方後方運動,側方運動においては,どの時期を通しても比較的、左右対称性をもったスムーズな軌跡を示し,CONCAVE型の顆路の形態を示すことが多かった.また,咬頭嵌合位からそれぞれの運動をさせた場合,IICまではクラッチを介在させた時の運動の軌跡と,さほど変わりはなかったが,IIIA以降では,前方後方運動,側方運動においては,STRAIGHT型の顆路の形態を示していた.
水平顆路角(HCI)は,乳歯列期においては小さい角度を示し,混合歯列期,永久歯列期に移行するに従い,大きい角度を呈していた.

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Published: 1999-03-08   Modified: 2016-04-21  

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