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1996 Fiscal Year Annual Research Report

抗生物質K41誘導体の生物活性とイオン選択性

Research Project

Project/Area Number 07672288
Research InstitutionKyoritsu University of Pharmacy

Principal Investigator

遠藤 豊成  共立薬科大学, 薬学部, 教授 (80013324)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 星 緑  共立薬科大学, 薬学部, 助手 (10231515)
Keywords抗生物質K41 / イオン選択性
Research Abstract

平成8年度の計画として、1)抗生物質K41の微生物学的変換、2)抗生物質K41の化学変換、3)新規誘導体の生物活性、4)イオン選択性を計画した。
抗生物質K41に構造変換活性を有する細菌の性質について再検討を行い、生理生化学的な特性を精査して、Leclercia adecarboxylataと同定した。微生物変換に匹敵する化学反応条件については、IN NaOH-MeOH(50%)分解、20%Cs_2CO_3を用いる条件を設定することにより、27C6物質(II)の効率よい化学変換を行うことが出来た。IIの還元体(29-Hydroxy体、V)を、エポキシ化したところ、27,28-epoxy体を立体異性体の混合物(VII、VIII)として得ることができた。また、Vの接触還元により、perhydro体(VI)とともにF環の再閉環体(IV)を得ることができ、いずれも強い抗菌活性を示し、VIは2価カチオンに対しイオン輸送性を示した。K41の直接的反応においては、オキシム体・メチルオキシム体を合成したが、いずれも生物活性は認められなかった。イオン選択性に関しては、F環の開環体において、2価イオンへの選択性を示す誘導体の調製に成功したことになる。化学構造とイオン選択性との関連については、K^+やMg^<2+>等の細胞内イオンに選択性を示す誘導体に抗菌活性が認められることが結論される。また、抗菌活性は著しくないものの、Zn^<2+>に選択性を示す揺動体などを調製することが出来、生理的に意義づけを検討中である。

URL: 

Published: 1999-03-08   Modified: 2016-04-21  

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