1996 Fiscal Year Annual Research Report
医師同僚評価による(Medical Audit)導入方法の検討
Project/Area Number |
07672444
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Tokai University |
Principal Investigator |
渡邉 一平 東海大学, 医学部, 助手 (50147162)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴木 荘太郎 東海大学, 医学部, 助教授 (30102841)
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Keywords | 医療評価 / Peer Review / 特定機能病院 |
Research Abstract |
昨年度の報告でも述べたように、評価以前の問題整理が必要であることを認め、医療情報の収集には、診療録をもとにした診療情報の基準化が必要であることを指摘した。本年度は医療評価に対する認識について調査した。診療科名、卒後年数、医療評価、日本医療評価機構、Peer Review(同僚審査)、特定機能病院、特定機能病院での診療録の開示義務、診療報酬明細書の患者に対する開示、守秘義務、POMRの認識について調査したところ、有効回答54名のうち、内科系診療科が21名、外科系が36名の合計47名の回答を得た。医療評価についての認知の割合は51.9%であり、卒後年数10年以内は30.0%であった。同僚評価は2名(10.3%)と50%にも満たない状況であった。日本医療評価機構に対する認識は、26.1%であった。医療評価に対する意見を求めたところ、医療評価の実施について積極的な姿勢は、卒後10年以内に見られるものの10年を超えると、評価方法、評価の客観性に対する不信が見られた。評価手段である同僚評価の認識は低いことが明らかになった。現在の医療評価に対する認識は低いが、客観的な評価を受けたいという意欲があることが示された。
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Research Products
(1 results)