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1996 Fiscal Year Annual Research Report

障害児への動作法的発想による体育指導

Research Project

Project/Area Number 07680139
Research InstitutionJuntendo university

Principal Investigator

飯嶋 正博  順天堂大学, スポーツ健康科学部, 講師 (20202814)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 星野 公夫  順天堂大学, スポーツ健康科学部, 教授 (00138356)
Keywordsダウン症候群 / 跳躍運動 / パフォーマンス / 姿勢 / フォーム / 動作・運動分析 / 動作法 / 踏み動作
Research Abstract

障害児教育の養護・訓練に導入され、効果を上げている導作法を活かした効果的な体育指導の在り方とその効果について検討する。初年度にダウン症候群の児童を対象にして、運動上の問題点をVTRを用いて記録できる運動や状況においてのみ記録し、フォームなどの特徴的な動きの問題点と姿勢や、日常生活動作などの動きの問題点の動作・運動分析から関連を検討した。その結果、主に跳躍運動、平均台歩行に関しては、足先の踏み切る動作が弱く、さらに腰が退けて身体の伸びが不足すること、身体の軸の不全などが明らかになった。
今年度は、抽出し探し出された跳躍運動上の問題点に対して、効果的に解決するための指導法、特に準備運動として動作法の効果を検討した。具体的な動作法として、腰を伸ばす課題や踏み動作課題を導入し、その効果をVTRと実際のパフォーマンスを用いて、分析を試みた。その結果、夏休み中に実施した計測が、O-157の流行や観察対象児の欠席、VTRの故障などによって十分なものではなかった。しかし、以下のような効果的な結果が姿勢・フォームやパフォーマンス(記録)などを通して示唆された。1,直立姿勢(側面)において、猫背や腰反りなどの歪みの軽減が見られた。2,足型では、荷重の3点が適切な位置に変容してきた。3,片足立ちでは変容は見られなかった。4,ベスト記録の更新が垂直跳びで9名中8名(平均12.4cmから平均17.3cmへ)に、立ち幅跳びで9名中8名(平均67.0cmから平均76.4cmへ)に見られた。5,跳躍運動の際のフォームに変容が見られた。身体の伸びが不十分なままでの踏切りや腰を引いた跳躍、腕肩による引き上げの減少が見られた。夏休み中に不十分だったデータの追加計測・分析を春休み中に行い、報告書を作成する予定である。

URL: 

Published: 1999-03-08   Modified: 2016-04-21  

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