1995 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
07680201
|
Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
|
Research Institution | Naruto University of Education |
Principal Investigator |
福岡 登 鳴門教育大学, 学校教育学部, 教授 (10029689)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
本田 亮 鳴門教育大学, 学校教育学部, 助手 (50199577)
松川 徳雄 鳴門教育大学, 学校教育学部, 助教授 (30101281)
跡部 紘三 鳴門教育大学, 学校教育学部, 教授 (90027467)
|
Keywords | 物理学カリキュラム / 教員養成 / 学習指導要領 / 物理離れ |
Research Abstract |
理科離れが年々進むなかで,実験・観察を重視した理科を指導するのに,十分な実力を備えた小・中学校教員の養成の必要性が指摘されている。この要請に耐えうる教員を養成するための,教員養成系大学・学部における物理学分野のカリキュラムの開発を目的に,平成7年度より研究を開始した。 平成7年度に於いては計画通り,物理学忌避傾向の強い小学校教員養成課程の学生を対象に,物理学に関する基礎知識・能力を知るための調査を行なった。鳴門教育大学の平成7年度入学者120人に対して5月の始めに力学分野と電磁気学分野の調査を行った。中学校における学習内容を中心に、力学関係は40項目,電磁気関係は57項目で計算問題も含め広い範囲の知識・能力の調査を行った。このデーターを概念図の手法を用いて分析し,指導内容のポインとを決定すべく努力している。得られた分析の結果は,日本科学教育学会,日本理科教育学会等で報告した。 次に,小・中学校で指導する物理学分野の内容について,学習指導要領,文部省検定済教科書により確認し,大学における授業内容について検討を行った。また,物理に興味を持つ小・中学校教員を養成するには,物理の好きな,少なくとも嫌いでない学生が多くなることが大切である。そこで,物理離れの対策を探る一環として,現場の教師からみた問題点を調査・整理し論文として投稿した。
|
Research Products
(2 results)
-
[Publications] 内藤,福岡,跡部,松川,本田: "教員養成系大学の学生の力やエネルギーに関する概念の構造について" 日本科学教育学会・年会論文集. 19. 323-324 (1995)
-
[Publications] 内藤,福岡,跡部,松川,本田: "文系学生の中学校物理分野の内容の保持の傾向と考察" 日本理科教育学会 四国支部会報. 14. 1-2 (1996)