1995 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
07680214
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Research Institution | Natural History Museum and Institute, Chiba |
Principal Investigator |
林 浩二 千葉県立中央博物館, 教育普及課, 学芸研究員 (20250128)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
原子 栄一郎 東京学芸大学付属環境教育実践施設, 講師 (70272630)
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Keywords | 環境教育 / 教育実践 / 参与型参加 / 比較研究 / 枠組み |
Research Abstract |
平成7年度は、本研究の初年度である。まず、環境教育の枠組みの比較に関しては、既存の文献資料に加えて今回備品として購入した文献および雑誌などから、世界的視野の中で環境教育の枠組みを比較しているところである。これについては、来年度にまとめていく予定である。 次に、プログラムや教材と枠組みと実践家および研究者と枠組みについては、あわせてフィールドワークを行った。それらは、日本環境教育学会主催の公開シンポジウム、日本環境教育フォーラム主催の環境教育清里ミーティング'95、環境庁・市民フォーラム2001他が中心となって企画した環境教育シンポジウム'95全国会議、そして環境教育ネットワーク千刈ミーティング'96等である。ここでわたしたちは、参与型観察法(participatory observation)から、より踏み込んで参与型参加法を採用した。それは、単に客観的な観察者ということを越えて、参加者として、あるいはプロジェクトの一参画者としてかかわる中で、メンバー同士および実施者と一般参加者が相互に影響しあい、学びあう関係の構築の過程である。日本の環境教育に関して、このようなタイプの参与調査が行われたのは初めてであり、環境教育における新たな方法の展開としても位置づけられ、本研究の成果として最も大きいものと考える。(この一部は平成8年の日本環境教育学会全国大会で発表を予定している)。 最後に、研究集会としては、本補助金を利用して、2月に京都市で環境倫理研究会を実施してわたしたち両名も報告の機会を持ち、50名以上の参加を得て踏みこんだ討論を行えた。平成8年度にはこの研究会の記録報告書を刊行し、その成果を広く伝える予定である。
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[Publications] 林浩二: "阪神大震災と環境教育-震災に学ぶ-" 総合教育技術. 50(7). 90-91 (1995)
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[Publications] 林浩二: "環境教育の現場で問い直したいこと" グリンティー. 6. 1 (1995)
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[Publications] 原子栄一郎: "世界の環境教育-新しい波" 総合教育技術. 50(7). 96-97 (1995)
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[Publications] 原子栄一郎: "私はどこから来て、どこへ行こうとしているのか?:軌跡を振り返るためのノート" 大学環境教育. 11. 5-10 (1995)
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[Publications] 原子栄一郎: "開発(発展)途上の環境における変革のための教育" 地球のこども. 9. 4-7 (1995)
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[Publications] 原子栄一郎: "理論、実践、そして研究方法論" キャンプ学への胎動(日本キャンプ協会). 44-47 (1995)
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[Publications] 原子栄一郎: "グローブ:環境のための地球学習観測プログラム" WWF環境教育通信. 4. 5-6 (1995)