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1996 Fiscal Year Annual Research Report

重度視覚障害者の高等教育に対応する数学点字記号体系の研究

Research Project

Project/Area Number 07680240
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionTsukuba College of Technology

Principal Investigator

栗原 亨  筑波技術短期大学, 情報処理学科, 助教授 (60225266)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 斎藤 玲子  筑波技術短期大学, 情報処理学科, 助教授 (20196025)
Keywords視覚障害 / 高等教育 / 数学 / 点字 / 記号
Research Abstract

本研究の初年度は研究環境の整備と基礎的資料の収集およびその内容の検討に当てられた。第2年度である本年度は、前年度に整備したパソコンとスキャナのシステムの活用と性能評価を行うとともに、世界各国の一般点字記号ならびに数学点字記号の収集をさらに強化し、それらの検討に基づいて、研究方針の再検討を行った。
パソコンとスキャナのOCRシステムは一般の日本語印刷活字用と点字用を整備したが、一般の活字用のOCRシステムは問題なく稼動している。しかし、点字のOCRシステムは、点字プリンタの出力のほかにさまざまな手書きの資料について試行した結果、人が指で触読した場合は問題なく読めるような点字であっても、少しでも明瞭でない点字に関しては認識率がきわめて低く、単純な装置で光学的に点字を認識することは不可能であるという結論に達した。
世界各国の点字記号資料の収集に関しては、一般の点字記号について、アメリカ、イギリス、イスラエル、スウェーデン、スペイン、ドイツ、フランス、マレーシアの8カ国、数学点字記号について、アメリカ、イギリス、スウェーデン、スペイン、ドイツ、フランスの6カ国の資料に対して検討を加えた。その結果、研究の基礎資料として各国の数学点字記号の対照一覧表が必要なことが判明し、その製作を開始した。対照一覧表の公表に関しては、その有用性は疑いないが、形式の特殊性から一般の研究雑誌上に発表することには無理があり、独立した冊子として印刷公表することが望ましいが、その準備として主要な部分を筑波技術短期大学テクノレポートNo.4に斎藤が公表した(現在印刷中)。
日本の数学点字記号に関しては、現行の体系の設計思想を理解するために、その成立過程を調査する必要を認識し、資料の収集に着手した。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 斎藤玲子: "数学点字記号の国際対照表" 筑波技術短期大学テクノレポート. No.4. (1997)

URL: 

Published: 1999-03-08   Modified: 2016-04-21  

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