1996 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
07680254
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Research Institution | UNIVERSITY OF TSUKUBA |
Principal Investigator |
佐々木 俊介 筑波大学, 教育学系, 教授 (40018221)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渡辺 光雄 筑波大学, 教育学系, 教授 (90015850)
川合 治男 筑波大学, 教育学系, 教授 (50014791)
田中 統治 筑波大学, 教育学系, 助教授 (40128046)
吉江 森男 筑波大学, 教育学系, 助教授 (30133044)
山口 満 筑波大学, 教育学系, 教授 (20006571)
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Keywords | 意思決定 / 刺激回想法 / 予想外場面 / 予定外場面 / 教師の成長 / 授業研究 |
Research Abstract |
1.意志決定のメカニズムについて--決定は教師の中で両極的位置にある信条と暗黙的信念に基づいて行われるが、暗黙的信念は(1)経験・集団(2)研修(3)書物などにより形成される。それが増幅しあうこともあれば離反しあって一貫性を欠くこともある。授業中には児童の行動が観察され判断され教材が吟味される。予想外場面にぶつかると暗黙的信念や技術が参照され、計画の継続か修正が行われる。本研究で主として時間をかけて解明してきたのは、児童のいかなる反応に対して教師がどのような対応行動をとるかということであった。 2.ある教師の2年間の成長を、教育技術的な面から、また教育観・子ども観から考察した結果、教師主導型の授業から子ども同士のやりとり重視の授業への転換が行われていること、単元のとらえ方が1時間単位から長期への変化していること、抽象的指示から具体的指示へ変化している。 3.学習指導案の作成において、熟練教師は生徒に関する知識及び授業観から意思決定をするが、実習生は指導過程のみを重視し、教師の活動中心に意思決定し、単元レベルの視点を持ち合わせず、教師用指導書をアレンジできない。 4.刺激回想記録において教師は児童についてもっとも多く言及している。能力及び性格に関するものがほとんどであり、児童をを肯定的に見るか否定的に見るか中間的に見るかで、対応行動は異なる。 5.授業記録及び刺激回想記録を充実し、内外の文献の整理を行った。
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