• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

1997 Fiscal Year Annual Research Report

説明的文章の表現指導に関する基礎研究

Research Project

Project/Area Number 07680260
Research InstitutionTOKYO GAKUGEI UNIVERSITY,FACULTY OF EDUCATION

Principal Investigator

岸 学  東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (40143622)

Keywords説明的文章 / 手続き的知識 / 推敲 / 口頭説明
Research Abstract

平成9年度は,(1)手続き的説明文を書く技能の規定因について,(2)児童期の説明文産出における推敲技能の検討,(3)口頭による説明のわかりやすさについて,の3テーマについて研究を実施した。
(1)の手続き的説明文を書く技能の規定因に関しては,大学生を対象に,手続き的説明文の産出課題を実施し,説明内容に関する知識の程度と被説明者の知識レベルを知ることとの2要因について,いずれが規定因として重要かを検討した。結果は,説明内容の知識程度よりも被説明者の知識レベルを知ることの方が,説明文を書く技能の向上に対する効果が大きいことが示され,平成8年度報告の,児童における同様の発達傾向を裏付ける結果となった。
(2)の推敲技能に関しては,小学1〜6年生計173名を対象に,説明文産出課題と,自らが産出して文章の推敲課題を実施し,どのような文章推敲を行い,推敲技能がどのように発達的変化をするのかを実験的に検討した。結果は,文章全体位での推敲は少なく20%以下であった。また,低・中学年では大半が単語単位の修正に限定されていたのに対し,高学年では句の単位の修正によって語の意味の変更を行っており,修正単位の拡大という発達的傾向が明らかになった。
(3)の口頭説明に関しては,パソコンソフトの操作方法を教える場面の発語プロトコルを分析したものである。結果は,手続き的知識の説明を口頭で行う際には,実際の操作とともに操作の意味を伝えることが操作習得に重要であることが明らかになった。

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] 岸学・綿井雅康: "手続き的知識の説明文を書く技能の様相について" 日本教育工学会論文誌. 21巻2号. 119-128 (1997)

  • [Publications] 岸学: "手続き的知識を伝える説明文の理解の発達について" 教育心理学研究. 45巻4号. 405-415 (1997)

URL: 

Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi