1996 Fiscal Year Annual Research Report
小中学校理科の観察・実験について関心・意欲・態度の観点別評価方法の試行
Project/Area Number |
07680262
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Research Institution | UNIVERSITY OF TOKYO GAKUGEI |
Principal Investigator |
石井 醇 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (20014722)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松川 正樹 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (30127914)
遠西 昭寿 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (20135396)
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Keywords | 理科教育 / 地学分野 / 学習指導要領 / 教科書 / 課題モジュール / 観察・実験 / ISM構造化法 / 観点別目標、評価 |
Research Abstract |
学習指導要領理科の地学分野について、小学校は第3学年から第6学年までと中学校は全学年の内容を天文関係、気象関係、地質関係に分けて分析を行った。方法としてはISM構造学習法を用い、学習指導要領の内容に記載されている主要語句や重要事項を抽出し要約して文節を作成して要素として用いた。 その要素の数は小学校71、中学校87項目で、まず2つの要素間で直接関係付けを行い隣接マトリックスを作成し、コンピュータによりISM法の演算とCS要素配置法により天文関係、気象関係、地質関係について小学校・中学校それぞれに構造チャートを作成した。 地学分野の観察・実験に関して小学校7社・中学校5社の教科書に記載されている内容の分析を行い、課題モジュールの作成を行った。その数は、小学校147、中学校173項目で、先の学習指導要領の要素項目と合計すると天文関係・気象関係・地質関係は小学校では54・38・66、中学校は107・88・125の項目数である。これらを要素として、学習指導要領の内容と同じ様に、それぞれのISM構造チャートを作成した。 観点別評価としては、知識・理解、観察・実験の技能、科学的思考、自然に対する関心態度について、それぞれの要素を上げそれに対応する内容を定めた。課題モジュールはそれぞれクラスターを作っているものであり、観点別評価との対応を試みた。
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