1996 Fiscal Year Annual Research Report
認知科学的アプローチによる技術科教育用マルチメディア教材開発法の研究
Project/Area Number |
07680272
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Hyogo University of Teacher Education |
Principal Investigator |
松浦 正史 兵庫教育大学, 学校教育学部, 教授 (40036447)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西村 治彦 兵庫教育大学, 学校教育学部, 助教授 (40218201)
橋本 孝之 大阪教育大学, 教育学部, 教授 (30026273)
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Keywords | 認知科学 / 技術科 / マルチメディア / 教材開発 |
Research Abstract |
本研究は前半をマルチメディアに習熟し教材を開発する段階、後半はこれを用いてデータを採取、分析する段階に大別することが出来る。平成8年度は、3箇年計画の2年目で、前半が終了した段階である。すなわち、これまでは技術科の教材にふさわしいマルチメディアのハードウエア及びソフトウエアの選択及び技術科の教材を以下に作成するかという点を遂行してきた。その結果、マルチメディアとしてのハードウエアはマッキントッシュ社製のパワーマック8500/120及びアップルビジョン1710ディスプレイを購入した。これにはビデオ入出力端子が予め設置されている。また、画像や映像は大量に内部及び外部のメモリを必要とするため、内部メモリとして150メガバイト、外部メモリとして光磁気ディスク650メガバイト及びCD_ROMライターを購入した。ソフトウエアはクイックタイム、ビデオショップ及びストラタスタディオプロを選択した。そして、これらの機器に習熟してきた。 さらに、技術科の教材として、要素作業の指導及び本立ての3DCGを製作して、空間認知の一つである生徒の視点の移動を支援する教材を作成した。平成9年度はメンタルロ-テーションに関する教材を開発する予定である。
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[Publications] 松浦正史: "中学校技術科における形成的評価のための態度尺度作成の試み" 日本産業技術教育学会誌. 38巻1号. 17-27 (1996)
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[Publications] 松浦正史: "技術科の加工学習に対する生徒の意識とイメージに関する基礎的研究" 日本産業技術教育学会誌. 38巻2号. 103-110 (1996)
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[Publications] 松浦正史: "中学校技術科の学習における認知と遂行に関する基礎的研究" 日本教科教育学会誌. 19巻1号. 23-32 (1996)
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[Publications] 松浦正史: "生徒の認識過程に基づく技術科の授業形成" 風間書房, 321 (1997)